その方法は・・・
《理想》
フィードストックのバインダ量を最少化する
∵ バインダ量を減らしていくと焼結体の寸法ばらつきは確実に小さくなります。IT12等級だった材料で、収縮率3%分のバインダ量を減らしたところIT10等級になりました。
ただし、限界があり、クリティカル値より少し多くするのがコツです。*1
【こんな思い込みをしていないでしょうか】
どんな金属材種でもフィードストックの収縮率(伸び尺)が一定に作られていれば,材種を変更してもひとつの金型で対応することができる。
金型ひとつでいろんな材種を成形できることは確かにメリットはあります。しかし、量産品のばらつきを最小化することの方がメリットは膨大です。
また、同じ材種でも粒度分布、平均径、タップ密度が異なれば最少バインダ量は異なります。
「靴に足を合わせないで、足に合った靴を作るべきです」
*1 バインダーの最少化により当然流動性は低下します。
ここから射出条件の最適化への道が始まります。
また、同じ材種でも粒度分布、平均径、タップ密度が異なれば最少バインダ量は異なります。
「靴に足を合わせないで、足に合った靴を作るべきです」
*1 バインダーの最少化により当然流動性は低下します。
ここから射出条件の最適化への道が始まります。