また新しい工法のMetal AMが登場した。それは、ゼロックス社の溶融アルミAM(The ElemX AM)である。原理は、溶接用のアルミワイヤーを供給材料として溶融し、その液滴を磁気流体力学 を利用して、特定の速度と特定の質量で噴射して積層造形するものである。
【珈琲ブレイ句】AM分類では材料噴射(MJT:Material Jetting)に入ると思われます。MJTの金属AMではXjetがあります。こちらはナノ粉末をジェッティングしてその場で加熱し粉末を融着させていくものでした。このゼロックス法は材料が既存の溶接用ワイヤーであり、粉末と比較して安価であることが最大のメリットだと思われます。さらに、その場で金属積層体が完成すること(脱脂・焼結工程が不要)も魅力があります。課題は高融点金属に展開できるかどうかでしょう。それにしても素晴らしい技術です。